幻の 「二輪走行体」

「外箱研究２」でご紹介した「走行コース」と同時に、「二輪走行体」というものがタミヤから特許出願されています。



おおっ！こんな物も検討されていたのですね。
特許庁で公開している申請図面を元にして、細部は私の推測も交え３ＤＣＧで描いてみました。

ミニ四駆を前後１輪ずつにして、モーターを電池の上に配置したような形です。
ローラーのステーを斜め下に向けて、曲面コースをバンクしながら走るという構造です。
右側のＣＧは、コースアウトではありませんよ。透明なチューブ形状のコーナーを一回転して駆け抜ける！
前後二輪駆動の強力な駆動力と直進性による、ミニ四駆にもダンガンレーサーにも不可能な、すごい走りのシーンです。

走行シーンは、AVIファイル（239KB）でご覧下さい。 ＬＨＡ圧縮したAVIファイル（89KB）はこちらです。

前のステーだけを水平にすれば、ミニ四駆のジャパンカップジュニアサーキットも走る事ができるようです。
ストレートは直立走行、コーナーは鋭く車体を傾け３個のローラーで安定した姿勢を保って駆け抜ける、、、
そんなシーンが目に浮かびます。

これはかっこ良さそう！ですが、いろいろ問題もあるように思います。

この「二輪走行体」は、やはりこのままでの商品化は難しいように思えます。

この「二輪走行体」を眺めていると、ミニ四駆からダンガンレーサーへのアイディアの推移が見えてくるように感じます。
課題→解決案→そこから生じる次の課題、というように表してみようと思います。

これらの課題を解決するコースと機体は、どんな物になるでしょう。
今のダンガンレーサーが、ミニ四駆に対して必然的な正常進化形であることを確認できたように思います。

この幻の「二輪走行体」、ここではシャーシだけを描いてみましたが、皆さんでしたらどんなボディデザインにしたいと思いますか？
手書きでも何でも結構です。良いデザインがひらめいた方は、メール（gfh00322@nifty.ne.jp）で私に教えて下さい！

本ページの一番上の画像は、特許庁ホームページ（http://www.jpo.go.jp/indexj.htm）の「特許電子図書館（初心者向け検索）」にて検索した内容をキャプチャしたものです。

ＣＧによる想像図は、公開内容を元にして私が作成しましたが、細部については私の推測や意識的な誇張も存在します。
シェアウエア「DoGA L3」（http://www.doga.co.jp）と、フリーウェア「MetasequoiaLE」（http://www1.sphere.ne.jp/mizno/）を使用して作成しました。

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