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| 第二次ブーム世代の方には懐かしいですね。 リアルミニ四駆のバックブレーダーは「爆走兄弟レッツ＆ゴー!!」WGP編のNAアストロレンジャーズのマシン。 エアロミニ四駆のバニシングゲイザーは、同じくMAX編でNAアストロレンジャーズ・ユースのマシンとして登場します。 カラーリングと細部の変更だけで、これほど印象が変わった「進化系マシン」も珍しいように思います。 バックブレーダーは、リアルミニ四駆ならではの未来メカのイメージが良く現れていますよね。 ドライブシャフトのない油圧駆動(?)＋四輪独立サスぺンション！ タイヤをカバーするのは、実車でも未来的なイメージを強調するために使われる手法です。 ポップなグラフィックさえ、マンガチックにならず、逆に実車の派手なアメリカ車や戦闘機をイメージさせていると思います。 これに対しバニシングゲイザーは、タイヤもむき出し。丸いボディラインをブラックアウトでシャープに見せています。 また、ヘッドライト(?)の表現は、ただの黄色いマルに横線だけ(^^; 良くも悪くも「ミニ四駆のお約束」通りにデザインし直した、というように私には思えます。 バイクで言えば、オリジナルのカタナと、リトラクタブルライトでリニューアルしたモデルのような。 がんばっているのだろうけど、しょせんオリジナルを超えるまでには至らない、という感じがしてしまいます。   （タミヤ1/12オートバイシリーズです） リアルミニ四駆の発売当時、コロコロコミックなどでは、よりリアルに見せる技法がさかんに紹介されていました。 細いスジやメカのくぼみ部分への「スミ入れ」など、実車のスケールモデルやガンダムの仕上げと同じやり方です。 デザートゴーレムに、サビやドロ汚れまで表現する「ウェザリング」を施した作例も見た覚えがあります。 ミニ四駆の新しい楽しみ方を提案する意図があったのでしょう。 カッチャンさんの作品では、そういった技法は、いっさい使われていません。 その一方で、黒ボディにオレンジのライトといった難しい塗装は、きっちり表現なさっていて、さすがという感じがします。 「ミニ四駆をミニ四駆らしく、ノーマルできっちり仕上げる」というお考えの表れなのでしょうね。 |
2007.6.16